アンドレアス・グルスキー展に行きました

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国立新美術館アンドレアス・グルスキー展に行ってきました。ほんとうは貴婦人と一角獣を観に行ったんだけど、混んでたし、大阪にも来るらしいのでやめた。あとこのポスターの写真がとても魅力的だったからっていうのもある。



空いてるかなーと思ったらわりと混んでました。写真に近づきすぎると警告音?アラーム?がピーピーなる展覧会でした。いろんなとこでピーピーゆってた。わたしも鳴らした。

さて、わたしは作者を全く存じなかったので彼がどういった写真を作ってるのかわからず、どこを観ればよいのかわからなかったよ。音声ガイド、ケチるんじゃなかった。
わたし、写真の作品はずるいとずっと思ってました。だって撮ってちょちょいと加工するだけじゃん!楽チンだな写真は。と思ってました。しかし彼の作品は絵画を描くようにイメージを写真で撮ってアトリエに持ち帰って加工を重ね、作品にするらしくて絵画を写真でやってる!ってぽいです。
実際、作品は写真のような絵画のような写真でした。すごい不思議なマチエールというか。どこまでがほんとうの写真でどこからが加工なのか。現実とイメージの間がわかんなくて不思議でした。
『グリーリー』という牛がいっぱいいるのが加工わかりやすくて自分なりに作者は何をしたかったのか考えやすかったです。
一見して何を表現しているのかわかる作品ではなかったからか、お客さんがスーッとキャプションに吸い寄られてておもしろかった。もちろんわたしも。作品を観てタイトルを見て作品を観る。タイトルって作品を読み解く上で重要なんだね。写しているものと表現されていることは違ったりするんだね。
写真って印刷物だし、編集はパソコンでしてるわけだから図録やネットで観ても一緒だと思ってた自分を恥じた。ああこれはこのサイズで観なきゃ意味ないなと思いました。

結論としてわたしには難しい展覧会だったよ。あああたまよくなりたい。